自然界恐るべし(人間も植物もすごい)
先般、NHKで腎臓の働きに関する番組があった。腎臓は単に、血液をろ過して老廃物を尿として出すだけでなく、血液成分の調整機関であり、他の臓器と連動し
血液成分の増減状況を察知し、腎臓の中で、成分を増減するなど調節して正常の状態に保つているという内容であった。
血液が一番集中している腎臓だけに、その意味も理解できる。
まさしく、生体恒常性であり、CBD等がエンド・カンナビノイド・システムに働きかける作用と同じである。
また、生体恒常性ではないが、植物も防御作用を持ってます。
アカシアの木は、キリンに葉を食べられ始めると、渋みのタンニンという毒を増産して、自己防衛します。同時に、傷口から化学物質を出して、周囲のアカシアに、緊急警報を発します。
それを受け取ったアカシアもタンニンを増産します。キリンはどの葉をどの葉を食べても渋みが強くなり、この警報がとどいていない遠くまで移動しなければなりません。
こうして、アカシアは食べられないように自己を守っています。
植物の生態系も人間(動物)の生体も 考えた行動でない点では同じです。
自然界恐るべし。
野生の教養 動物と植物の戦い、南正人