製薬会社から見たカンナビノイド その2
1,アサから抽出された医薬品は、100年前の手法
1899年に市販された鎮痛剤アスピリンは、
(柳の木から抽出したサリシン分解物をアセチル化したもの)と同じ手法だからである。
現在の製薬会社にとっては、遺伝子情報であるヒトゲノムがすべてわかり、
それを応用した遺伝子治療やIPS細胞を利用した再生医療が最先端であり、
天然物から医薬品を作るというのは、今となってはかなりレアなケースである。
2,リピンスキーの法則
新開発の目安として、薬らしい構造と物性を経験的に明らかにしたもので、新薬開発の目安として知られている。
この法則にカンナビノイドのCBDやTHCを当てはめると、オクタノール/水分配係数(LogP)とよばれる水の溶けやすさの性質以外、他の5項目は適合している。
元々、カンナビノイドは、水溶性でなく、油溶性であるから、このオクタノール/水分配係数が高いのである。
リピングスキーの法則によれば、水溶性CBDであればカンナビノイド医薬品は、すべての基準に完璧にマッチできる。有望だということが分かる。
弊社の水溶性CBDもこの製薬業界に貢献できれば、幸いです。
カンナビノイドの科学 日本臨床カンナビノイド学会
この記事を書いたプロ
2023年4月17日